はるきの部屋

ようこそ!!!

クリスマスイブが教えてくれること

今日は、クリスマスイブ・・・そう、特別な日。

 

子どもの頃、この日は誕生日と同じか、もしくはそれ以上に特別な日だった。

家族で囲むにぎやかな食卓で、大きなチキンレッグを食べ、ケーキを頬張り、夜は靴下を置いてソワソワとプレゼントを心待ちにしながら眠りにつく。

あの頃がどれだけ幸せだったか、今なら感じられる。

 

そして、現在。

就職し、一人暮らしを始めて3年目。

一人用の小さなこたつで、大きなチキンレッグの代わりに奮発して買った国産ステーキを食べ、スーパーで買ったお菓子を炭酸水で流し、とりあえず靴下を置いて明日の仕事のことを考えながら眠りにつく。

 

先に言っておくと、決して今が昔と比べて不幸せというわけじゃない。

人にもよるけど、年齢相応の生き方の変化というものがあるし、どれが良くて駄目だとか、そういう判断は簡単にできるものじゃない。

実際、今は今で幸せだ。

自分で稼いだお金で、自分の好きなことを好きなときに好きなだけできるし、それを咎める人はいない。(もちろん、責任は全て自分で取らないといけないけれど。)

 

でも、やっぱり一つだけ、思うことがあるとすれば・・・

1人ぼっちのクリスマスの夜は、やっぱり寂しい。

仕事がひと段落して久々に若者の街へ出ていったとき、家族連れの楽しそうなムードはいいとして、それよりも恋人たちの幸せそうなムードに、何だかクラクラしてしまった。

 

生き方の変化、といったけれど、正確には「自分が求めるものの変化」といってもいいかもしれない。

大人になって、一人の時間は学生時代よりも大切にできるようになった。

欲しいモノだって、頑張れば自分で手に入れられる。

そうやって、自分のために一生懸命生きてこられた。

そして今、自分と同じくらい大切にしたい、もう一つの気持ちが生まれた。

いつか、一緒にその気持ちを大切にし合える人ができると嬉しい。

 

そう思いながら、今年もいっぱいにはならない靴下を枕元に置いている。